M&A[エムアンドエー]の意味を知ろう

M&A[エムアンドエー]の意味
テレビなどのメディアでよく耳にするM&A[エムアンドエー]という言葉ですが、その意味をご存知でしょうか。M&A[エムアンドエー]とは、Mergers(合併)and Acquisitions(買収)を略したものであり、その頭文字をとってM&A[エムアンドエー]と呼ばれています。また、直訳すれば「合併と買収」という意味になります。しかし、実際のM&Aでは単純に合併して買収終了というような事例は多くありません。広義には、複数の会社が一つの経済的目標に対して協力関係を築くことという意味もあります。M&Aにそこまで詳しくない方であれば、「ビジネスそのものを売り買いすること」と理解してもらえれば良いでしょう。
M&A[エムアンドエー]の対象
前述したようにM&Aの対象はビジネスとなります。「ビジネスを売買と言っても一体どういうことだろう?」そう疑問に持つ方も多いかと思います。では一体、どのようにビジネスを売買するのでしょうか。
ビジネスという抽象的な言葉を、少し具体的に表現すると「ヒト・モノ・カネ」で成り立っていると考えることができます。
ラーメン屋さんを例に挙げると、厨房でラーメンを作る「ヒト」、厨房でラーメンを作るにあたって必要な機材やラーメンを提供するお皿などの「モノ」、そして材料を仕入れたり商品代金のやりとりに必要な「カネ」があります。これらが単純に在れば良いのではなく、それぞれの要素が動くことにとってビジネスとして成立していきます。これらがお金を生み出すために一連のプロセスとして動いている状態、つまり”動的な状態のビジネス”がM&Aの対象となるのです。そしてその価値についても、お皿1枚がいくら、設備がいくら、在庫がいくらという静的な資産だけの計算だけではなく、一連のプロセスそのものにも価値を付けていくことになるのです。

M&A[エムアンドエー]の単位
M&Aとはビジネスを売買することと記述しましたが、どんな単位で売買出来るのでしょうか。それは、会社そのものでも良いですし、会社の中の一事業や一部門でも、1プロジェクトでも構いません。動的な状態のビジネスであれば良いので「ヒト・モノ・カネ」が固まっている単位であればM&Aを行うことができます。また、それらを取引する企業についても国内や海外、大企業もベンチャー企業でも構わないので、あらゆる企業にとってM&Aという選択肢が与えられていることになります。
M&A[エムアンドエー]と株式投資の違い
M&Aの相談に乗っていると「株式投資とM&Aはどう違うのか?」と質問される場面が多くあります。極端な話ですが、株式投資もM&Aもターゲットの会社の株式を取得するという方法においては同じです。しかし、株式を取得する目的が大きく異なるのです。株式投資では株式を取得した後に、経営に関わることは殆どが少ないと考えます。その殆どは、寝て待つ「ほったらかし状態」で配当を待つことが多いと思います。一方でM&Aにおける株式取得後は積極的に経営に携わるケースが殆どとなります。その違いは、株式取得後に「ターゲットに付加価値を加えてさらに価値をあげる」ことにあると考えます。M&Aによって取得したビジネスに付加価値を加えることによって、より大きなリターンを得ることができるようになります。
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